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2017年3月20日

人は良く情報に騙されますが、騙す方も考えているから騙されやすいですよね。
未だに振込詐欺が横行しているようです。
様々な歯科材料情報も同様で、メディアで紹介されているような歯ブラシとか歯磨き剤とかうがい薬とか、消費者は色々騙されているだろうなあと思います。消費者どころか歯科医も騙されるので、彼らが誤って紹介することをメディア(を使う会社)は期待しているのだろうと想像してます。騙されない歯科医の方が少ないでしょうから。
ここに1つの例を紹介いたします。
根管治療に用いられるシーラーという材料(根の中に入れる薬のようなもの)です。
あるWebサイトで BC シーラーというものがビデオで紹介されていました。
(http://restorativeendo.com/#videoModal)
非常にインパクトのあるビデオで、幾つかの研究も引用されていたのですが、そのうちの1つを写真に撮ったのが下の図。
3つのバーがあり、歯が折れるためにはどのくらいの力が必要かを示しています。左は根管治療をしていない歯が折れるまでに、真ん中がBCシーラーと特別な充填材料を用いて根管治療した後にその歯が折れるまでに、どの位の力が必要かを表しています。一番右は、BCシーラーと通常の歯科医院で用いられているガッタパーチャポイントで根管充填された歯が折れるために必要な力を表しています。
この研究結果から真ん中の治療方法が、左の根管治療しなかった歯と同程度に歯が折れにくいことを強調しています。皆さんも同様な意見でしょうか?
ちなみに2011年に出版された Ghoneim らの研究が引用されていて、説得力がありそうに思えますよね。
私の見方はまた次回にお知らせしますね。

BC sealer

皆さん

ご無沙汰しております。
なんと気がついたら1年間ブログを書いていませんでした。
何かと忙しくしていたからでしょうか。
さて、今日は治療計画について書きます。
患者さんにとって、治療計画は重要なステップです。
その計画を、治療する先生だけにお任せするというタイプの方もいるかもしれません。
出来るだけ良い治療を、と希望される方もいらっしゃいます。
出来るだけ良い治療って、、、結構大変なのですけどね、、、
例えば場合によっては冠を被せないといけない歯もありますよね。
それをどのようなクオリティーで治療するか、色々な条件でそのクオリティーは変わってきます。削った歯にしっかりと精密に出来るかどうか、周りの歯との調和が取れているかどうか、噛んだ時の機能は大丈夫か、その被せた歯をブラッシング出来るか。他にもあるかも知れません。治療の結果、良い状態を維持出来ることを期待していらっしゃる場合は、治療のみならず、ご自身の健康管理がしっかりと出来ることが条件となります。
このようなご希望は、患者さんがどのような医療を受けたいかご相談することで明確となります。それに基づき治療計画に合った治療が選択されるということになります。言い換えれば、同じような歯の状況であったとしても、患者さんの希望や治療の選択によっては、結果が異なることになるわけです。
このようにしっかりと治療計画を相談して決めていく事は非常に患者さんにとって重要な事ですが、それではどうやって治療計画の案を提示すると思いますか?
治療計画を立てる際には、患者さんの口の中を細かく診査して、その状況を適切に分析をしているのです。細かく診ていくためには、通常よりも長い時間が必要です。目で見ただけでは、そこにある虫歯さえも良く見えないことが多いのです。治療計画を立てる前の精密診査はマイクロスコープを使って細かく診査してもらうことをお勧めしています。
診査が変われば、診断が変わる。診断が変われば治療計画が変わる。治療計画が変われば治療の方法が変わります。これら1つ1つが非常に重要なステップなのです。

2days 2017. 4. 8.001.jpg

2016年4月30日

皆さんこんばんは
東京国際歯科六本木の休診日ですが、
毎週月曜日と祝日となっております。
ゴールデンウィークも、この通りのお休みとなりますので、
5月2日(月)
5月3日(火、祝)
5月4日(水、祝)
5月5日(木、祝)がお休みとなります。

明日
5月1日(日)は診療をしております。
また、5月6日(金)からも通常通りの診療となります。

少し長いお休みでご迷惑をおかけいたしますが、宜しくお願い致します。

2016年4月17日

悪い虫歯の部分を取った後は、その部分を埋めるという操作をします。その際に確実な結果を得たいと希望したいわけです。当院ではそのために、ラバーダムというゴムのマスクを使って詰めていきます。
そうしないとその部分に唾液や水分が侵入してしまい、治療後にしみるという症状が出てしまうことになりやすいわけです。口腔内は乾燥していません。しっかりエアーをかけたりしても、虫歯が出来た場所が歯と歯の間では歯肉もあり、水分のコントロールが難しいわけです。そこがうまくいかないと、詰め物が歯に接着せず、隙間ができ、しみる症状が取れない、、、、ってなるわけです。
一般的な歯科医院ではこれは行われていません。なぜかって?面倒だから、費用が余計にかかるから、時間が非常に長くかかるから、難しいテクニックだから、です。
アメリカでも約12%くらいの歯科医院でしか実践されていないようです。
本当は重要なんですけどね、治療には費用と時間が余計にかかります。
手を抜きたい気持ちはわかりますけど。
出来るだけの配慮をしたいですね。

う蝕治療.005.jpg

歯と歯の間の虫歯の治療をする時には、治療すべき歯の隣の歯を誤って削ってしまうことが良くあります(患者さんも動いたりしますし)。必要のない部分を削ると虫歯が進行しやすくなります。これは良くないことですよね。スウェーデン製の製品には、これを防ぐためのものもあるのです。歯と歯の間に金属を入れたまま、虫歯の部分を削っていきます(下図)。こうすることで、無駄な切削をしないで済みます。歯科医院側からすると、面倒だし、費用はかかるし、下図のようにしないで普通に削るのが当たり前になっていますが、こういう細かな配慮があるといいですね。
さらに、下図のように小さく削るような削り方はあまりされません。これこそ大変です。出来るだけ歯を削らないような丁寧な治療を選択されたいと考える患者さんには、こういうテクニックで治療をします。

う蝕治療.004.jpg

虫歯は一般的には痛みはありません。ここが重要です。痛みのある虫歯は、ちょっと手遅れの虫歯です。言い換えれば、虫歯だけではなくそれ以上深く神経まで問題が進んでいる状態なのですよ。下の図の虫歯は痛みがない患者さんです。肉眼ではわからない虫歯です。しかしエナメル質を通り越して象牙質まで進行しています。もちろん患者さんにはその重篤度は全く感じられません。しかし、このタイプの虫歯は2年もすれば痛みが出て、神経を取ることになる可能性はかなり高いわけです。そうなる前に進行しないように対応する必要があるのです。それは治療も含まれますが、歯と歯の間にある虫歯のコントロールも含まれます。そうしないと、また同じ部位にまた虫歯が出来ますよね。治療ばかりに頼っている人があまりにも多い日本ですが、ここは勘違いしないようにしましょう。

う蝕治療.003.jpeg

2016年3月27日

東京国際歯科での虫歯治療は他のクリニックと異なります。
何が異なるか、1つずつまた書いていきますが、
まとめて書くと次のような事が違います。

1治療が必要な虫歯だけ治療になります
2治療が必要な部分はしっかりブラッシングします
3必要な部分の最小限の歯を削ります
4隣の歯を削らないようにします
5神経に近い部分は機械では削りません(手用で取ります)
6ゴムのマスクをします(細菌、唾液が入らないようにします)
7歯にぴったりと詰めます
8噛み合わせを元通りにします

以上のように丁寧に治療を行うことをお勧めします。
(少し時間が長くかかるのですが、理想的な治療はこうなのです)

図は歯と歯の歯の間に出来た虫歯ですが、小さな場合は治療しませんので
適切な診断が重要ですね。一般的には最低でもオレンジ色の部分が削られてしまいます。
う蝕治療.001.jpg

下左図は治療前、右図は治療後です。ほとんど削らず治療ができます。

う蝕治療.002.jpg

2016年2月 1日

うーん
色々とネットを見ると、めちゃくちゃな情報が飛び回っていますね。

http://l.facebook.com/l/BAQFWpRY2AQE1W3IDgINQgiM2v6gcJIqBGD2bkSZkHDneJA/doclabo.jp/contents/810

ある記事を別の方が批評?されていますが、
真実は違うんです。
もう少し正しい情報を流していただきたいですね。
虫歯は削るのか、削らないのか?どうしても短絡的に答えを知りたいのでしょうが、
そうじゃないのが世の常。それは人によって皆んな考え方が違うからです。
医療は、決して治療者だけが関わっているわけではありません。
医療を受ける側もどうするかっていうことを決める権利があります。
そういう中で結局どうするかを決めていくわけで、お口の中の1本の歯が虫歯になっているかどうかの程度で決めるだけではありません。
そこにはある程度の基準があります。
ですから、それはそれで、上記の記事は OK です。
ただ、永久歯と乳歯とではすでにその治療判断は変わってきます。
本当に正しいことを情報として発信することは簡単ではありません。
まずは、そこが問題点です。
もっと細かく設定しないと(それが個々の臨床ではその患者さんへの対応となるので重要です)だめなんです。
ですから、本当はもっと早い段階でお口の相談をしてくれる歯科医院を探すことが
重要ですよね。
次に時代の流れとしては、特に乳歯に関しては、それでも歯を削らない流れになっているのですよ。ですから、上記の記事はちょっと時代遅れの記事です。ですから、記事の中にもそういう流れは21年前からあるコンセプト、という記載があります。
しかし、現在の流れがその時代の流れとは全く意味が違うのです。
特に記事はイギリスからのものでしたよね。
ヨーロッパでは、虫歯は削るものではなくなってきています。
穴が開いていようがです。
それを如何にコントロールするかが重要で、それは虫歯になっている歯を対象に話をしているのではなく、お口の中全体を考えた時に、患者さんがどう行動するかを考えたアドバイスになってきているわけです。
「削って、埋めれば全てが解決するわけではない」ということを伝えるための流れなんですよ。本当に患者さんの健康を考えている歯科医院では、虫歯は削る前にブラッシングの習慣を確立させよう!という考え方を伝えているということなんです。
表面的な文字だけを読んでしまうと、誤って解釈してしまいますよね。
削らなくていいんだ!って。
いえいえ、それぞれの患者さんによって、それは変わってきます。
リスクの高い人は、治療する場合もあります。でも、患者さんの心が動かされて、歯を大切にしようと変わっていけば、治療をしないで済む歯も増えるのです。
伝えるのって難しいですね。

2016年1月15日

昨日は4歳のお子さんが歯をぶつけたということで来院されました。
色々とお話をお聞きしたり(本人とお母さん)。
お口の中をみたり、レントゲンを撮ったり。
最後に検査をしました。
診断はこれらすべてが重要で、どれも必要です。
歯の神経がどういう状態かを知るために、この中で最も重要なものは?
実はお話が最も重要なんです。
このことは2015年に出版された "Dental Caries" という教科書の中でも
触れられています。
一般的には歯科医院でそこまで聴くことって出来ていません。
どういう状況で歯をぶつけたのか、昨日初めてお母さんも知ることができたんです。
どうも、公園でころんで、鉄でできた橋にぶつけたようですね。
前歯2本にひびがあって、左上の前歯は色が変わってきていました。
レントゲン的には何も変化がないようにみえます。
どちらかというと、右の歯の方が根の先に黒いものがみえます。
神経が反応するかどうかを調べると、あまり反応がありませんでした。
症状は全くありません。
結局、経過観察ということになりましたが、問題が発症しないで欲しいですね。
まだ4歳ですし、どうもいつもは歯科医院で大泣きらしいのですが、
昨日は、きちんと聞かれたことに答えられて、全く良い子でした。
これも、クリニックの環境が影響しているのかもしれません。

さて、不確かな情報が多い場合にどういう判断を行うか、というのも
実は診断学では重要なポイントなのです。

ブラック先生は本当に偉大な先生だったのですが、1915年に亡くなりました。彼は実は予防の最先端をいっていた方で、「エナメル質う蝕(虫歯)はブラッシングで管理できる」と何度も繰り返し力説されていたのです。今でも、何も考えずにエナメル質の虫歯を削って埋める歯科医がほとんどなのに。
すでに100年遅れた考えかたの歯科医院にはしたくないですね。
患者さんには、「管理」というために歯科衛生士の予約を取っていただいてますが、
ブラッシングのクオリティーのコントロールが必要です。
自分では、そのレベルがわからないからです。
管理に来たくない人は、いいんです。削って治療することになるだけです。
ただ、治療しても負のサイクルに陥るだけですけどね。
どんどん治療した歯は悪くなります。
おそらく経験上患者さんは知っているはずです。
それにいつ気づき、いつ変えていけるか、そのために我々がいるのです。

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