歯周病治療

スウェーデンの歯周病治療

スウェーデンの歯周病治療

スウェーデンのイエテボリ大学歯周病科は最も優秀な教室の一つで、1970年代から現在まで、歯周病治療の世界のリーダーです。当院の理事長が日本の大学を卒業した1986年には、すでにスウェーデン出身のヤン・リンデ先生が、世界で最も優れた歯周病科の教授として世界をリードしていました。彼は専門医育成のための大学院を1990年につくり、世界各国からの留学生が集まる、イエテボリ大学歯学部歯周病科が誕生しました。

現在までに、この大学院に留学し卒業した日本人歯科医は、理事長を含め6名しかいません。理事長はイエテボリ大学公認の歯周病治療専門医であり、当院ではスウェーデンの歯周病専門治療が受けられる数少ない医院なのです。

診査診断と治療にはマイクロスコープを使用します。理事長は1995年からマイクロスコープを使用し、精度の高い治療を行ってまいりました。また、当院では歯科衛生士も同様にマイクロスコープを使用し、歯周病のケアに取り組んでおります。

歯周病の診断

歯周ポケットの深さ

歯周ポケットの深さ

歯周病検査は、歯周ポケットの深さと歯肉の炎症の有無を調べることが基本です。当院の診断は、北欧式の詳細基準に基づいて行います。ポケットの深さが6mm以上あると重度の歯周病です。歯がどの程度動いているか、歯肉がどれくらい退縮しているか、レントゲンでは歯を支えている骨がどのくらい減っているかを診断します。

歯が動いている場合

すでに歯が動いている場合でも、必ずしもすぐに抜く必要はありません。歯が動く原因は、歯周病のほかにも考えられるからです。噛み合わせや感染した根管などが原因であれば、その原因を取り除くことで動きが収まることもあります。また、たとえ歯周病でも、治療をすれば動かなくなることもあるのです。

これらの判断は、的確な診査診断によって導かれます。従来のレントゲンによる検査に加え、より詳細な検査をすることで正しい診断ができるのです。

歯周病の治療

歯周病の治療

歯周病の治療は、「歯肉縁上のプラークコントロール」と「歯肉縁下のプラークコントロール」の2つです。当院では、長期的に歯が長持ちするようにじっくりと治します。診断にもよりますが、歯周組織は再生可能な場合もあります。

ただし、歯周病治療には患者さんのホームケアが欠かせません。歯科医院に任せっきりにするのではなく、患者さんが正しく歯周病治療に取り組まないと、歯周病はどんどん進行してしまいます。

当院では本格的な治療を始める前に、歯科衛生士とともに病気の原因となる認識や習慣を見直し、口腔管理を根本的に改善する「初期治療」を行います。また、治療後も口腔健康管理をサポートして、再発予防のお手伝いをします。ただお口をきれいにするだけではなく、患者さんの口腔健康観や行動の変容を最重視して取り組んでおります。

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